PET/CT検査のご案内(医療機関向け)



予約方法

 医療機関の方

◎PET/CT検査を依頼されるにあたって
○当院検査運用について
 当院におけるPET/CT検査は、全身を対象とした腫瘍の検索、ステージングを目的とし、当面、脳?心臓を対象とした機能検査は行いません。 PETとCTを融合させたPET/CT検査を主体に行います。



○検査適応について
 申込書に記載されている適応をご確認願います。該当しない場合、保険診療での受診ができなくなります。又、各審査機関による指導も年々厳しくなっております折、先生方のご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
 症例によっては、依頼元の先生に当院地域医療連携室よりご照会の連絡をさせていただくことがあります。

>>検査の保険適用ガイドラインはこちら


○空腹時血糖値について
 空腹時血糖値の高い患者さんの場合、画質の劣化により診断能が低下します。
 値は150mg/dl未満を原則とし、150mg/dl以上200mg/dl未満の場合、画質の劣化により診断能が著しく低下することを予めご了承願います。(患者さんにも同様にご説明願います)200mg/dl以上の場合、検査のご依頼はお避けください。  



◎検査の料
>>検査の料金はこちら


◎PET/CT検査関係書類のダウンロード
※必要に応じ、下記ファイルをダウンロードしてご覧ください。
PET/CT検査申込書(医療機関用)
PET/CT検査を受けられる方へ
PET/CT検査の説明と同意書

◎PET/CT検査のご予約方法
 下記までお電話にてご予約をいただくか、「PET/CT検査申込書」をFAXにてご送付いただきます。なお、お電話にてご予約いただいた場合も、予約確認のため、「PET/CT検査申込書」を当院宛FAXにてお送りいただくこととなります。
 予約申込後は、患者さんに検査日時を記載した「PET/CT検査を受けられる方へ」をお渡しいただき、記載されてある注意事項をご確認いただきますようご指導願います。
お電話
受付時間:平日8:30~17:00

                 (土曜は13:00まで)
※日曜祝祭日、年末年始(12/29~1/3)
本学創立記念日(11/15)を除く。
045-949-7151
FAX
受付時間:24時間

※但し、FAX受付後の予約日等のご連絡は当日以降となる場合があります。
045-949-7137

◎検査日変更?キャンセルについて
 PET/CT検査には、放射性同位元素で標識されたフルオロデオキシグルコース[18F] FDGという薬剤を使用します。これは保存が効かず、かつ大変高額な薬剤です。やむを得ず検査日の変更、キャンセルをされる場合は、できるだけ速やかにご連絡をいただけますよう、患者さんにお伝え願います。
※変更?キャンセルのご連絡は遅くとも、検査前日の午後3時迄にお願いいたします。


◎検査当日に患者さんにご持参いただくもの
1)「診察券」※当院に受診歴のある方のみ
2)「健康保険証」、「各種公費等医療受給者証」
3)「PET/CT検査を受けられる方へ」
4)「PET/CT検査の説明と同意書」


検査の料金

医療機関から保険診療としてお申込の場合

  窓口での患者さんのご負担額は、健康保険法に基づく医科診療報酬点数および地方社会保険事務局に届け出た施設基準要件により規定されます。
 当院では、検査費用としてのご負担額は窓口自己負担3割の方で概ね25,000円前後となります。
 但し、これらには基本診療料や他の検査費用は含まれておりませんので、検査当日のご負担額に変動がありますことを予めご了承願います。
※また保険適応に該当しない場合は、自費(約10万円)により検査をお受けいたします。

検査の保険適応ガイドライン

 ※下記診断項目に該当しない場合、保険診療として取り扱うことができませんので、予め適応をご確認の上、お申込み願います。なお、下線部のみの条件を満たす場合、ポジトロン断層撮影(PET検査)での算定となります。
 
 □肺癌
 他の検査、画像診断により病期診断、転移?再発の診断が確定できない場合、又は他の検査、画像診断により肺癌の存在を疑うが、病理診断により確定診断が得られない場合

□乳癌
 他の検査、画像診断により病期診断、転移?再発の診断が確定できない場合、又は他の検査、画像診断により乳癌の存在を疑うが、病理診断により確定診断が得られない場合

□大腸癌
 他の検査、画像診断により病期診断、転移?再発の診断が確定できない場合、又は他の検査、画像診断により大腸癌の存在を疑うが、病理診断により確定診断が得られない場合

□頭頸部癌
 他の検査、画像診断により病期診断、転移?再発の診断が確定できない場合、又は他の検査、画像診断により頭頸部癌の存在を疑うが、病理診断により確定診断が得られない場合

□膵癌
 他の検査、画像診断により病期診断、転移?再発の診断が確定できない場合、又は他の検査、画像診断により膵癌の存在を疑うが、腫瘤形成性膵炎と鑑別困難な場合

□悪性リンパ腫
 他の検査、画像診断により病期診断、転移?再発の診断が確定できない場合

□悪性黒色腫
 他の検査、画像診断により病期診断、転移?再発の診断が確定できない場合

□原発不明癌
 リンパ節生検、画像診断等で転移巣が疑われ、かつ、腫瘍マーカーが高値を示す等、悪性腫瘍の存在を疑うが、原発巣の不明な場合

□転移性肝癌
 他の検査、画像診断により転移性肝癌を疑うが病理診断により確定診断の得られない場合、又は原発巣の不明な場合

□食道癌
 他の検査、画像診断により病期診断、転移?再発の診断が確定できない場合

□卵巣癌
 他の検査、画像診断により病期診断、転移?再発の診断が確定できない場合

□子宮癌
 他の検査、画像診断により病期診断、転移?再発の診断が確定できない場合


※てんかん、虚血性心疾患、脳腫瘍については、当面当院では施行致しません。

保険適応の記載は解釈の仕方によっては厳しいものとなっています。
PET、PET/CT検査の発展?普及、何より患者様が不利益をこうむらないように、適切な検査および保険の適応が必須と考えます。ご理解ご協力、よろしくお願い申し上げます。